eRobertParker.com #200 Apr 2012 Antonio Galloni 92 Drink: 2019 - 2034 $164-$258 The 2009 Chambolle-Musigny 1er Cru is a big step up from the Chambolle villages in this vintage. Bright red berries, flowers and spices are supported by vibrant layers of underlying minerality. I very much like the energy and focus here. The wine turns darker and richer with time in the glass. Hints of plum and black cherry linger on the structured finish. This is a 2009 that will need at least a few more years in bottle. The 1er Cru is made from young vines in Musigny. Anticipated maturity: 2019-2034.
商品説明
人はこれをデクラッセ(格落ち)と表しているが,私たちはMusigny Jeunnes Vignesとしているよ。(ミレ氏)
グラン・クリュのミュジニーのうち、樹齢25年に満たないブドウは畑名のないシャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュとして瓶詰めされる。割合にしておよそ40%。若木とはいえテロワールの血統は争えない。ミュジニーに求められるエレガンスを完璧に内包し、かつ飲み頃はミュジニー・VVよりも早く訪れる。あえてミュジニーと名付けないことにドメーヌの矜持を感じる。
ワインアドヴォケイト:92ポイントeRobertParker.com #200
Apr 2012 Antonio Galloni 92 Drink: 2019 - 2034 $164-$258
The 2009 Chambolle-Musigny 1er Cru is a big step up from the Chambolle villages in this vintage. Bright red berries, flowers and spices are supported by vibrant layers of underlying minerality. I very much like the energy and focus here. The wine turns darker and richer with time in the glass. Hints of plum and black cherry linger on the structured finish. This is a 2009 that will need at least a few more years in bottle. The 1er Cru is made from young vines in Musigny. Anticipated maturity: 2019-2034.
ミュジニーの7割を保有するシャンボール・ミュジニーの歴史的盟主
ジュヴレ・シャンベルタンにおけるアルマン・ルソー、ヴォーヌ・ロマネにおけるドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティのように、シャンボール・ミュジニーでもっとも尊敬を集めるドメーヌ、それがコント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエである。
10.85haのミュジニーのうち、その7割に相当する7.2haを所有。ボンヌ・マールもこのクリマ最大の2.7ha、1級レ・ザムルーズには0.56haの畑をもつ。
ドメーヌの歴史は1450年まで遡るが、1766年にドメーヌを所有するカトリーヌ・ブーイエがスリス・メルシオール・ド・ヴォギュエと結婚し、ヴォギュエの名が登場。今日のドメーヌ名であるジョルジュ・ド・ヴォギュエ伯爵がドメーヌを継承したのは1925年のことだ。
現在、ドメーヌを所有するのは伯爵の孫娘たちだが、彼女らはシャンボール・ミュジニーに住んでおらず、栽培責任者のエリック・ブルゴーニュ、醸造責任者のフランソワ・ミエ、販売担当者のジャン・リュック・ペパンという、俗にいうヴォギュエの三銃士によってドメーヌは運営されている。
ミュジニーは3つのリュー・ディ(区画名)で構成されているが、ドメーヌは南側のプティ・ミュジニーすべてと、北側のミュジニー6区画からなる。
ご存知のようにそのうち0.64haにはシャルドネが植えられ、本来はきわめてレアなミュジニー・ブランとなる。
しかし、1990年代に植え替えが始まったため、ミュジニー・ブランは1993年が最後となり、それ以降は「ブルゴーニュ・ブラン」としてリリースされている。植え替えからすでに25年を経た樹もあるので、そろそろミュジニー・ブランの復活を望む声も少なくない。ただし、ラベルこそブルゴーニュ・ブランだが、栽培も造りもミュジニー・ブランとまったく変わらないとフランソワ・ミエはいう。
また畑名のない「シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ」は、特級ミュジニーのうち樹齢が25年に満たない樹を用いたもの。
特級ミュジニーにわざわざ「ヴィエイユ・ヴィーニュ」と謳っているのは、古木からなることを強調せんがためだ。
ヴォギュエ伯爵存命中は、1級より下のワイン造るべからずという掟があり、いくら市場の要求があっても村名ワインを造ることができなかった。当時の醸造責任者であったアラン・ルーミエ(クリストフ・ルーミエの伯父)は、そのことでたいへん苦労したとされる。
伯爵の死後になってようやく村名畑を入手。ただし、この村名シャンボール・ミュジニーにはドメーヌが所有する規模の小さな1級畑、ボードとフュエも加わる。その比率は面積にしておよそ10%と大きい。
ミュジニーはシルキーでエレガントなワインというステレオタイプに倣い、若いうちからこのドメーヌのミュジニーを口にすれば、誰しも唖然とするに違いない。
10年程度では容易に開いてくれず、それもタンニンがギスギスするのではなく、硬質なミネラルの塊が堅牢なストラクチャーを形成し、少しも解けない。
レ・ザムルーズもミュジニーほどではないが同様。それに対してボンヌ・マールは、黒い果実の印象が若いうちから広がり、ふたつのクリマとは出自の異なることをうかがわせる。
なんとも難しいドメーヌだが、互いの波長がばっちりシンクロした時には無上の喜びがもたらされる。
その好機をひたすら待つのも、ワインラヴァーの醍醐味に違いない。
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10009241